和歌山県への旅(後編)です。
【2021年5月1日】
和歌山市駅からポルトヨーロッパのあるマリーナシティ行きのバスが出ているのでそれに乗ります。
ちょっと期待しすぎたせいもあってか、かなりつまらなく感じましたw
このヨーロッパ風の街並みを表現したエリアはあまりにも小さいのです。
たぶん5分くらいで全部見終わります。
写真は悪くなさげですが、実際に見るとかなりガッカリしますので行く価値は無いと思います。
↑ちゃっちい子供向けのジェットコースターが見えます。大人なら間違いなくつまらないでしょう。
↑この階段付近で写真を撮るカップルが多数見受けられました。
ポルトヨーロッパのショボさに打ちひしがれながらも、せっかくなので、楽しい気分を取り戻そうと海辺まで近付いて散歩しました。
この日は冷たい風が強く吹き、雨も降り出したので早々と撤退しました。マリーナシティ、本当に見所無かったな。
帰りは海南駅行きのバスに乗り、海南駅から和歌山駅まで戻りました。
本当は紀三井寺も見たかったのですが、悪天候なので行く気が失せてやめました。
何も無い和歌山市に着くと、ドン・キホーテで菓子を買いまくり、宿で食べました。不健康で貧乏くさいですよね🤧一応、和歌山市には商店街があるのですが、コロナのせいなのか何処もシャッターが閉まっていて見るべきものも何もありませんでした。
【2021年5月2日】
和歌山駅6:54発に間に合うように宿を出て、白浜へ向かいました。
乗り継ぎの駅でアドベンチャーワールドを宣伝したパンダ新幹線を見かけました。
白浜駅で降り、明光バスの営業所で白浜とくとくフリー乗車券(2日)を1500円で購入しました。
バス停まぶ湯で下車し、宿にリュックを置いて三段壁へ。
断崖絶壁に波が当たります。
風が強かったのもあってか、波が荒かったです。写真では伝わりづらいけど、結構怖いんですよ。自然の威力を肌で感じました。
恋人の聖地でした。あーぁ、1人で来ちゃったよ。
確かに綺麗な所ですよね。ただ、自殺の名所であると同時に恋人の聖地でもあるのはなんか複雑な気持ちになりました。
崖の傍には公衆電話があり、自殺を思い留まることを願ってか、手紙と10円玉が置いてあります。字が汚くて読めないけど、たぶん心に響かないだろうな、と思いました。三段壁は自殺の名所なのです。
追い詰められている中、あなたの命はかけがえのないものと言われても何も心に響きませんよね。誰がそう思ってるのか、具体的に示してもらわないと。神が愛してると?そんな馬鹿な。神がいるならどうしてこの世に戦争や病気や社会の不公平や殺人や事故や天災やDVや虐めがあるのでしょうか?全くもって意味不明です。愛しているなら、気にかけているなら、実際に抱擁してくれないと。この苦しみからいつ逃れられるのか、「いつか」という漠然とした答えじゃなくて具体的に何年何月何日になれば、どうすれば、ラクになれるのか示してください。それが分からない、結局は自分で探すしかないから苦しいんですよね。。。
相談しても何も解決しないから死を選んでしまうのだと思います。思いを吐き出せても、一時的にスッキリはするけど問題は解決しません。相談員だって所詮は他人ですから、ありきたりな言葉しかかけられなくて、死を決意した人の事はたぶん救えないと思います。
現在は土産物屋さんの声がけのおかげで昔よりは自殺者が減ったらしいですが、それでも毎年約20人が三段壁から身を投げるそうです。
ここから身を投げた人はどんなにつらかっただろうか、と考え込みながらボーっと海を眺めました。
すぐそばに有料で三段壁洞窟への入り口があったので入りました。
凄い轟音で波が押し寄せて洞窟内を水しぶきが飛びます。
写真では分からないけど、迫力満点です。怖いです。
中はこんな風に神社っぽくなってます。
洞窟の出入口付近でおじさんがヒトデやウニのふれあい体験コーナーをやっていたので触りました。ヒトデはムニュムニュの触感を期待してましたが、ザラザラして硬くてビックリしました。そして若干動いているのです。生き物って不思議だなと思いました。
三段壁の後は歩いて千畳敷へ。
三段壁と似たようなもんだけど、砂が固まってマーブル模様になっててこんな感じのカフェオレありそうだなと思いましたw
またバスに乗り、臨海(円月島)で降りました。
風が強くて寒かったのでとりあえず室内に行きたい、となり白浜水族館へ。
イソギンチャクが沢山いましたが、それぞれに個性があって、動きも皆違いました。彼らは狭い水槽の中で、喜怒哀楽を感じることってあるんでしょうか?
皆大好きウツボちゃんです。
模様が特徴的なマツカサウオ。美しいですね。
イソギンチャクを背負ったヤドカリ。共存していますね。
セミエビ。確かにセミっぽいです。
フグ。ザ・癒し系ですね。
水族館の後はまたバスに乗り、白良浜を歩きました。白浜は「しらはま」で、白良浜は「しららはま」です。ややこしいけど、白浜という町に、白良浜というビーチがあります。
確かに砂が白でいい感じですね。
ただ風が強かったので、もう少し穏やかな天気ならもっと楽しめたかな~と思いました。
寒がりの私としては、ダウンジャケット持ってくれば良かったと思ったくらいでした。
長くなりました。熊野古道についてはまた別記事で書きます。